「もう終わりだ」　雑音の隙間を縫って歩いている

どんな刺激でも崩れてしまいそうな　誇り失ったジャケット

後悔とか反省を しているつもりしかできない

逃げ出したくても行く当てはない　というか守るべきものがある



暮れ方　向かいに太陽が　カバンに付けてたキーホルダー

キラキラしたから立ち止まり　手に乗せ転がしていた



忘れてはいけない　あのときの想いは　親から貰った　今も輝いている

眩しくはないけど　目を細めたんだ　穏やかな空　夕陽のお陰なのか




帰り途中に近隣の　美味しそうなご飯の匂い

幸せの数は数えられない　だけどこれも一つなんだろう



早めに帰宅し子供きて　欲しいと指差すキーホルダー

これはね　大事なモノだから　別に買ってあげよう



忘れてはいけない　今のこの想いは　子供にあげた　強く輝いている

まだ分からないけど　期待しているよ　暖かい風　夕陽のお陰なのか


忘れてはいけない　あのときの想いは　あれからずっと　今も輝いている

今日も夕陽は射す　約束をするよ　止まらないから　見守っていてほしい